なまこのしおもみ

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【構築記事】オオドラパ軸物理寄りグッドスタッフ【レンブダブルDay1優勝】

ソルトです。久々の構築記事です。

 

今回は1億年ぶりにもうNitPokeではない老害のみなさんで行われた仲間大会で優勝したのでその構築について紹介したいと思います。

 

レンブダブルとは?

お互いに全てのポケモンレンブのみを持たせて殴り合う4対4のダブルバトルです。

ただし今回はただの勝敗を決めるダブルバトルではなく、勝ち点を5とし、加えて試合中に(敵味方問わず)レンブのみを発動させた回数を「レンブポイント」として加算(上限8点)。合計点が一番多かった人の勝利となります。

レンブのみが鍵となってくる戦いですね。

 

ちなみに僕は鬼退治フェスをサボっていてレンブのみが手元に1つもなく、げどうくんをはじめOBの方々が集めたレンブのみの下に自分のポケモン達を赴かせ、レンタルチームを作ってもらうことで参加権を得ました。

 

・事前考察(序論) ~パーティのコンセプト~

ここからは、僕が無い頭を捻って考えたこのルールの事前考察を垂れ流します。

まず、「速いポケモンに全体特殊技を打たせる」のが順当に強いこと。これだけやって勝てば13点中9点がもぎ取れます。

次に、レンブポイントを最も稼げるタイミングは必ずお互いの盤面のポケモンが4体ともレンブのみを持っている1ターン目であること。上記の考察と合わせると、1ターン目に早く動いて全体特殊技を打つ動きをしてくる人は多いと踏みました。

最後に、今回は本当に特殊型のポケモンが環境に大変はびこるであろうこと。裏を返せば、物理でボコスカ殴られることはあまり想定されないと考えました。

以上3つの観点から、「1ターン目に確実に相手よりレンブアドを取れるムーブをし、後は順当に物理で勝ちに行く」のをコンセプトにしようという結論に至りました。

 

・事前考察(本論) ~オオドラパの並びに辿り着くまで~

というわけで、初手に出してレンブアドを取りに行くための速くて全体特殊技を打てるポケモンを探しました。やはりまず思い至ったのはハバタクカミ、テツノツツミです。元からかなり速い上に、横にコータスやバチンウニを添えることで更にSを上げることが出来ます。

しかし、これらのポケモンは普通にパワーがありすぎるため使用者が多く、こちらでS上昇ギミックを用意しようものならタダ乗りされて結局同速勝負になってしまうので安定しないとすぐに思い直しました。

その後も先制追い風+何か、雨すいすい波乗りなど色々な案が頭を巡りました(レジエレキが放電を覚えない事も知りました)が、これらのS操作ギミックほぼすべてに共通する問題点が浮き彫りになりました。それは

猫騙しに妨害される

という点です。ダブルバトルにおける基本のキで簡単に止まるのは流石に弱い。じゃあ猫+ハバタクカミが安定か?でもそれだと結局ハバカミミラー同速50%に賭けることになりそうだし雨イダイトウにも勝てないな……うーむ……

と悩みながらパルデア入国済みポケモンのS種族値ランキングを開いたところ、1匹のポケモンに目が留まりました。

これだと思いました。ドラパルトはゴーストタイプで猫に妨害されず、ハバタクカミを越えるS142を持つ上、味方を巻き込む全体特殊技である波乗りを覚えます。まさに探し求めていたポケモンでした。

そして、相方はやはり相手のS操作ギミックを潰せる猫枠が良いと思って探し始めたところ、オオニューラの軽業とレンブのみの相性が良いことに気付き即採用。

こうしてオオニューラ×ドラパルトの並びを軸にパーティを組むことが決定したのでした。

 

・大会前日

と、ここまでは良かったのですが、何かと忙しくしていたのとサーモンランが楽しすぎたのが災いして全く準備をしておらず、大会前日にリマインドのLINEが来たことでレンブダブルの存在を思い出し、残り4体はほとんど何も考える時間なく急いで育てる羽目になりました。反省してます。

それでも最初2体の並びに絶対の自信を持っていたのでいい結果を残せる気はしていました。

 

・個体紹介

(構築に入ってきた順に紹介します。以下平文になります)

 

ドラパルト@レンブのみ

テラスタイプ:悪

ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/不意打ち/波乗り

性格:陽気

特性:クリアボディ

努力値:A252-D4-S252

 

前述の通りの神ポケモン。初手にオオニューラと一緒に出して1ターン目は波乗りを打ち3レンブポイントを獲得、以降はドラゴンアローを適当に放って圧をかけていく。ゴーストダイブはハバタクカミ、不意打ちはイダイトウに打つ用。

とにかく誰よりも速く波乗りを打ちたいので、悪戯電磁波でS操作されたり、影打ち不意打ちなどの先制技で波乗り打つ前に倒されるのも嫌ってテラスタルは悪とした。ついでに不意打ちの威力も上がってお得。

波乗りはダメージソースとは考えておらず、オオニューラへの負担を減らすべくC個体値は0、ASぶっぱの純物理アタッカー。まさに「1ターン目に確実に相手よりレンブアドを取れるムーブをし、後は順当に物理で勝ちに行く」という当初のコンセプトにピタリとはまってくれた。

 

オオニューラ@レンブのみ

テラスタイプ:格闘

フェイタルクロ―/インファイト/フェイント/猫騙

性格:意地っ張り

特性:軽業

努力値:A252-D140-S116

 

ドラパの隣にこれ以上ないほどベストマッチしたポケモン。初手の猫騙しで相手のレンブプランを崩しながらこちらのレンブプランであるドラパルトの波乗りを通し、自身もレンブを食べて軽業が発動することで、2ターン目以降は超高速にして高火力の物理アタッカーに変貌する。

Sは軽業発動後に最速+1テツノツツミ抜きまでに留め、毎試合確実に特殊技を受けることが確定しているため残りはDに振った。純粋に突破力がある上初手で不利な対面を引いた場合にも高いSからフェイタルクロ―による運ゲーを仕掛けていけるのがとにかく強く、全試合で場を荒らし回る大活躍を見せてくれた。

 

ハバタクカミ@レンブのみ

テラスタイプ:フェアリー

シャドーボール/ムーンフォース/マジカルシャイン/守る

性格:臆病

特性:古代活性

努力値:H4-C252-S252

 

大会前日に急に育成した枠。まあ順当に強いので入れた。

オオドラパでは晴れハバタクカミの並びだけ対策ができなかったので、こいつを見せ合いに入れておくことで晴れ枠を出されないようにしたいという意図もあった。

まあ順当に強かった。

 

ガチグマ(赫月)@レンブのみ

テラスタイプ:ノーマル

ブラッドムーン/ハイパーボイス/大地の力/守る

性格:控えめ

特性:心眼

努力値:H252-C252-D4

 

大会前日に急に育成した枠その2。ここまで速いポケモンばっかりでトリルがキツそうなので入れた。

トリルは1回も打たれなかったが、火力アップアイテムのない環境においては火力も耐久力も突出していて強かった。

 

パオジアン@レンブのみ

テラスタイプ:ゴースト

氷柱落とし/氷の礫/不意打ち/守る

性格:意地っ張り

特性:災いの剣

努力値:A252-D4-S252

大会前日に急に育成した枠その3。焦りすぎて当初のパーティコンセプトに反して特殊アタッカーが2匹入ってしまったため、軌道修正のために物理アタッカーがもう1枚欲しくて入れた。

あまり出さなかったし、出した試合も氷柱外して負けかけたので残念賞。

 

アーマーガア@レンブのみ

テラスタイプ:ドラゴン

ブレイブバード/アイアンヘッド/追い風/羽休め

性格:腕白

特性:ミラーアーマー

努力値:H252-B252-D4

大会前日に急に育成した枠その4。もう何も思い付かなかったので上記5体をタイプバランスチェッカーにかけたら「地面、飛行、鋼、フェアリーが一貫しています」って言われたので耐性埋めのために採用。

こいつもあまり出さなかったが出した試合はしっかり役割を果たせていた気がする。

 

・結果、大会総評

はい。というわけでこちらのパーティを使って過酷なレンブダブル環境に挑んだところ、なんと4戦4勝、さらに15レンブポイントを獲得し合計35ptで優勝してしまいました。

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レンブレンタルしたのでげどうくんの名前になってますが、ちゃんと僕の作った構築です

予想していたほど初手にレンブポイントの取り合いでバチバチすることはありませんでしたが、どの試合もしっかりオオニューラの猫でアタッカーを止めて弱い動きを誤魔化しつつ波乗りでレンブポイントを稼ぎ、2ターン目以降は普通にダブルバトルして勝つというコンセプト通りの動きが出来たので満足でした。

メワラぱいせんの初手ヘイラッシャリタツだけはマジで出てきた瞬間に負けを覚悟しましたが、オオニューラがフェイタルクロ―でヘイラッシャを寝かせてくれたお陰で何とかゴリ押しで勝利を掴むことが出来ました。すみませんでした。

 

もう二度とレンブダブルはやらね、って言いたい所ですが普通に面白かったのでDay2もやりたいです。今度は違う構築使いたい。