【構築記事】グラカイレック天変地異小学生構築【ウルトラファイナル最終1753】
ソルトです。またまた構築記事のお時間です。
今回は、9月に開催されたインターネット大会「ウルトラファイナル」でインターネット大会でのレーティング・順位としては自己最高の成績を残したのでその構築を紹介したいと思います。
ウルトラファイナルのルールは簡単です。何でもあり。
禁伝幻を含めどんなポケモンを使ってもいいし、同じ種類のポケモンをたくさんパーティに入れても良し。同じ道具を持たせてもよし。過去作産ももちろんOK。
何でもできてめちゃくちゃワクワクするけど、やるからには上に行きたい。そう思って構想を練り始めたのですが、僕はこの手の全ポケモン解禁ルールにおいて人権と呼ぶべきポケモンを持っていないことに気が付いてしまったのです。
伝説戦の環境においても頭一つ抜けた圧倒的な種族値、剣舞神速の抜き性能の高さに加えて豊富な技範囲と特性マルチタイプ(特性マルチタイプは、今作ではプレートだけでなくZクリスタルにも反応しタイプが変わります)による型の読めなさ。コスモパワー+回復技で受けの戦い方もでき、ステロ重力追い風で味方のサポートも可能。ポケモン対戦における強い要素を全て詰め込んだ最強のポケモンです。
正直アルセウスいない時点で半ば勝つことは諦めていたのですが、折角の機会だから普段ボックスでおるすばんしているカッコいい禁止級ポケモン達を一杯使ってあげたいと思って組み始めました。
そしてできた構築がこちら。
ん~~~~大怪獣バトルって感じ。テンション上がりますね~!!
世代的に思い入れのあるグラードン、カイオーガ、レックウザを使って天変地異を起こしたいという思いで組み始めたら1分くらいで構想が完成しました。早すぎる。
こんなんで世界106位だったので普通に褒めてほしいです。
続いて個体紹介に入ります(以下平文になります)
グラードン@べにいろのたま
断崖の剣/炎のパンチ/岩石封じ/ステルスロック
性格:慎重
特性:終わりの大地
努力値:252-0-0-0-120-136
ソルトくんはいわゆる「ルビサファ世代」であり、少年の日の思い出補正の高いグラードン、カイオーガ、レックウザを対戦で使いたい欲から構築の出発点とした。
弱点が実質地面一つだけしかない耐性の良さを生かし、ステロや岩封を使ってちまちま裏のサポートをする超豪華起点作り要員。普段の伝説戦では1~2体しか禁止伝説を使えないため禁止伝説枠は基本エース運用になりがちだが、こういう地味な役割も伝説のポケモンに任せられるのがこのルールの面白いポイントである。
無限の信頼を置いていたので多分9割くらいは初手グラードンだったと思う。大会を通した断崖の剣の命中率もかなり高く思った通りの活躍を見せてくれたが、レックウザにグラードンをワンパンできる術があることをすっかり忘れて居座らせてしまい秒で洗い流されたりしたのでやっぱ伝説戦の経験が足りないと感じた。もっと精進したい。
カイオーガ@あいいろのたま
根源の波動/熱湯/雷/凍える風
性格:控えめ
特性:始まりの海
努力値:252-0-188-0-0-68
同上の理由で採用。僕がルビーで2つ年上の兄がサファイアを買ってもらったのだが、あの頃は兄に毎週ポケモン勝負を挑まれてはカイオーガにボコボコにされて、罰ゲームで兄のサファイアの四天王周回をさせられる(当時ゲームができる時間が限られていたため、当然自分のルビーを触る時間がなくなり対戦相手のパーティばかりどんどん強くなっていく)という無限ループでこの世の理不尽を嘆いていた。今となっては良い思い出である。
WCS個体の流用で、技を守る→凍える風にしただけ。A補正なし252メガレックウザの+1画竜点睛をいい感じに耐える調整はこのルールでも普通に生きて強かった。
Sに中途半端に振っているためグラードンとの初手対面で天候を取れない可能性が高く、グラードンの後投げに対応できる技も入れていなかったこと、そもそも伝説環境はそんなに水の通りがよくないことなどが災いして選出率は低めだったが、出した試合では相応の活躍をしてくれた。最近はお前のことが少しずつ好きになってきたよ。
画竜点睛/地震/神速/竜の舞
性格:陽気
特性:エアロック→デルタストリーム
努力値:0-252-0-0-4-252
またまた同上の理由で採用。徘徊するラティオスを誤って倒してしまったり、兄が図鑑埋めと称してグラードンを欲しがったため交換してあげたらそのまま借りパクされてしまったりした小学生のころの僕にとっては彼が唯一の心の拠り所だった。
前日に大会準備してたらキッチン★5が枯渇してしまい急遽サークル員の後輩からLv100の個体を借りた。ちなみにまだ返していない。(おや、ブーメランが)
実質無条件で種族値780を持つ禁止伝説界きってのインチキポケモン。今回は耐久を下げてしまう画竜点睛と相性がよくレックウザミラーにも強いタスキを採用したが、ACともに180あるくせにさらに珠やプレート、鉢巻などで火力を底上げすることもできる。技範囲もかなり広く、アルセウスほどではないが型のバリエーションは非常に豊富。伝説ばかりのパーティだとメガ枠が余るため、上記のエピソードが無くても全解禁ルールで採用しない理由がない。
本当にあり得ないくらいパワーがあり、1600後半にさしかかるまでの試合は大体グラードンでステロ撒いてレックウザで舞ったら全部ぶち抜いて勝てた。アルセウスに弱いためガチで上を目指している方との試合ではうまく通すのが難しかったが、やはり舞った後の爆発力は凄まじく多くの試合で活躍してくれた。ありがとう。
ネクロズマ(黄昏の鬣)@ウルトラネクロZ
性格:陽気
特性:プリズムアーマー→ブレインフォース
努力値:4-252-0-0-0-252
ゲンシカイキにメガシンカときたらウルトラバーストでしょってことで採用。霊より鋼の耐性が欲しかったためバースト前は黄昏を選択した。
優秀な耐性と特性プリズムアーマーによる耐久力を盾に剣舞を積み、バーストして禁止伝説界トップクラスのS129から全てを滅亡させる。雑に強い。
メインウェポン2つと物理型ウルネクの最大の利点である剣舞は確定なのだが、残りの1枠は大会開始直前まで悩んでいた。最終的にはエスパー無効の悪に対する打点にと思って瓦割りを採用したが、環境の悪タイプがイベルタルしかいなくて完全に腐らせてしまった。普通に地震とかにしてればもっと活躍させてあげられたと思う。ごめんね。
ルギア@めっちゃ回復するやつ
エアロブラスト/毒々/羽休め/吹き飛ばし
性格:図太い
特性:マルチスケイル
努力値:252-0-252-0-0-4
去年の映画ポケモンの前売り券で配布されたフウラシティの守り神。適当にHBぶっぱして王冠つけてそのままボックスの肥やしになっていたので採用。
ふつうの毒羽型。素の数値だけでも「耐久指数の合計(ポケ徹参照)」が全ポケモン中で4番目に高く、高速回復技のないギラティナやジガルデ、物理が脆すぎるうえ火力もSもないハピナスと比べると取り回しの良さが光る。加えてマルチスケイルでさらに耐久数値が底上げされているため、耐久の一点においては全ポケモン中最強と言って差し支えない。
瞬間火力に強いマルスケと1発耐えれば相手の積みをリセットできる吹き飛ばしの相性がとても良かった。後投げのタイミングで積まれても問題なく、対面なら積み技を見てから吹き飛ばせば間に合うので不毛な読み合いが発生せず非常に使いやすかった。特に上級者との戦いで真価を発揮し勝利の立役者になる場面が多かったため本構築のMVP。
ゼルネアス@ゼルネアスZパワフルハーブ
性格:控えめ
特性:フェアリーオーラ
努力値:44-0-236-228-0-0
説明不要のめっちゃつよい鹿。ぶっちゃけこれ以上伝説新規育成するのめんどくせぇってなって「そういえばちゃんとシングル用に育成した禁止伝説1体だけボックスにおったわ!こいつ使お!」って感じで適当に採用。
伝説1匹使用可のシングル63(いわゆる「竜王戦ルール」)を公式が推していた時期に使ってたやつの完全流用。Bに熱く振ることで不利対面の黄昏ネクロズマのメテオドライブを確定耐え、ゼルネのストッパーとして有名なミミッキュのA特化フェアリーオーラミミッキュZ+影打ちもいい乱数で耐える。シングルのゼルネはBC振りが最強。これテストに出ます。
ジオコン展開を基本とするポケモンのはずなのだが、明らかにジオコンの起点みたいなポケモンとゼルネの対面が用意されても(こんな簡単にジオコン積ませてくれるわけがない。もしかして何かジオコンに対抗する術を持っているのではないか……?)と勘繰ってジオコン打てない病気にかかってしまっていたためあまり活躍させてあげられなかった。
○総括
半分がボックスの育成済みを適当に突っ込んだだけのパーティだったが、偶然そこそこ相性補完が取れており、それぞれの強みを生かして戦うことができ非常に満足した。7世代最後にぼちぼち有終の美を飾れたのではないかと思う。
もう再来週には剣盾が発売されますね。次の世代でもいっぱい記事書けるようにがんばってポケモンします。